役割と提供価値 #3 プロジェクトディレクター

—— 上流工程から下流工程まで、お客さまと伴走するからこそ提供できる価値

プロジェクトディレクター(PD)の業務内容は多岐にわたります。主要事業である統合報告書の企画・制作をはじめ、プレゼンテーション資料、Webサイト、事業報告映像など、さまざまな媒体の制作に携わる機会があります。その中において、PDは企画立案、取材、原稿執筆、制作ディレクション、進行管理、納品作業など、上流工程から下流工程まで一貫して携わり、責任を持ってプロジェクトを推進する役割を担います。

プロジェクトを推進する上で、すべてに共通して求められることは、常にクライアント企業に伴走すること。「伴走」とは、単にプロジェクト工程を進行するのではなく、「誰に」「何を」「どのように」「なぜ」伝えたいのかを深掘りしながら、各工程の中で仮説立案と徹底的な議論を経てクライアント企業の魅力を引き出し、形にしていくことです。

—— 企業価値デザインの一歩目は“企業らしさ”の可視化

「企業価値デザイン」に向けてPDが担う重要な役割のひとつに、企業価値向上ストーリーの構築に欠かせない“企業らしさ”を可視化することがあります。“企業らしさ”とは、言い換えれば、企業が培ってきた強みです。企業は独自の強みを持つからこそ、競合他社とは異なる価値を市場に提供し、収益を生み出すことができます。PDは、クライアント企業が過去から現在まで培ってきた強みを明らかにするとともに、その強みがなぜ育まれ、この先も維持・強化できるのか、理念、歴史、カルチャー、人財力など、強みの源泉となる要素までも掘り起こし、企業価値向上ストーリーに戦略の妥当性や合理性を描くことで、クライアント企業の企業価値をデザインします。

—— 経営者の考えを投資家の言語に編集する

 さらに、企業価値向上ストーリーを表現する上で重要なことは、情報発信者である経営者の考えや想いを、読み手である投資家が理解・納得できるよう投資家の言語・ロジックに編集することです。そのため、PDには経営者と投資家両方の視点を持つことが求められます。

【経営者視点】
経営者自身の言葉になっているか。事実だけでなく、その裏側にある背景や想いが伝わるか
【投資家視点】
投資家が理解・納得できる論理的な説明になっているか。戦略に妥当性や裏付けが伴っているか

—— 企業価値デザインのパートナーとして頼られる存在であり続ける

当社が目指すのは「企業価値デザインのパートナー」です。そのためには、企業価値や成長ストーリーの可視化など、高品質なアウトプットを提供するだけではなく、「いつも親身にソリューションを模索してくれる」「当社のことを本当によく理解してくれている」といったお客さまからの信頼を、日々の伴走を通じて積み重ねていかなくてはなりません。PDはその中心的存在として、これからもお客さまとの信頼関係を積み重ね、企業価値デザインのパートナーとして、クライアント企業の企業価値向上と社会の持続的発展に貢献していきます。

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