カゴメ株式会社│統合報告書2023
PROJECT
カゴメ株式会社 統合報告書2023
OUTLINE
カゴメ株式会社様は創業以来124年にわたり自然の恵みである野菜と果実のおいしさや栄養を活かしたものづくりを強みとして、日本や世界が抱える社会課題である「健康寿命の延伸」「農業振興・地方創生」「持続可能な地球環境」の解決に貢献しています。
POINT
ウクライナ情勢による資源価格の高騰や円安の影響から未曾有のコスト上昇が起こり、目先の中期経営計画における環境変化への対応が喫緊の経営課題となりました。そのため、①「中期経営計画における環境変化への対応」②「中長期的な成長実現に向けた新事業の探索」を2大ポイントに「厳しい局面を乗り越えて、持続的に成長できる強い企業に」を今年度のレポートのテーマに設定しました。
紙面構成においてもテーマの訴求にこだわっています。冒頭の編集方針では今年度のテーマとポイントをシンプルに示すデザインをご提案し、読者が経営のポイントを理解した上で読み進められるイントロダクションとしています。
社長メッセージでは、厳しい局面を乗り越え持続的に成長できる企業を目指すという強い意志を伝えるため、環境分析、2023年におけるコスト上昇を跳ね返す機動的な対応、グローバル調達力の強化など、直近の具体的な施策を解説しています。そのうえで国内事業の需要創造力と国際事業の成長力についても語っています。カゴメは世界中のグループ会社でトマトペーストなどを製造する一次加工技術を有しており、今後はこの生産設備が不安定な国際情勢においても大きな強みになることなど、中長期の成長を形作る上での仮説を持った考えを伝えています。名古屋に新しく設立された新本社で撮影を行い、「かごの目」のモチーフを活かした写真を使用しました。
特集では、中長期の成長を形作るための芽として、スマートアグリカルチャー等への取り組みを担当者の声も交えて取り上げています。カゴメが進める新事業の探索を視覚的に表現しています。